久留米絣<テキスタイル産地ネットワーク>後編

2018/11/12

後編は、動力を利用した絣の現場。

動力(機械)と言っても、つきっきりで人が面倒を見ています。コンピューターで指示してポン、とはいきません。
機械織りという言葉の印象に惑わされないでほしいと、現場の方もおっしゃっていました。

機械括りの様子↓
久留米絣広川町協同組合の工場を見学させていただきました。

糸全体がよじれるのを防ぐ為に、右回転と左回転を交互に繰り返す↓

こちらの括り糸は綿糸で、一度使ったら破棄になるそうです。
(ポリエステルの場合は何回か再利用されることもあるそう。)
ワックスの様なもので、コーティングされていました。

染色の行程を終え、ほどかれた
使用済みの括り糸↓
何か再利用の道はないか、、、?!という議論が参加者間で繰り広げられていました。

そして、一同は野村織物さんへ。
おなじみのノコギリ屋根。

絣の動力織機の稼働風景です。
広幅の織機とちがって、比較的ちいさな動力織機がせっせと織る様子はなにか愛着を覚えます。
職工さんは常に4台前後の織機を面倒見ていて、休む間もなくあざやかな動きです。

動力織機ときくと、手織りより少しは楽なんじゃないかという思いがちょっとよぎりますが、全然そんなこと無いですね。浅はかな自分を反省です。

むしろスピードが上がる分、効率と正確さの両立は大変じゃないか。
織る速度に比例して生産量は増えるけれど、それは、めまぐるしく動く機械をなるべく止めずに、そして間違えないように操っている人の技術があってこそなんだなと目の当たりにして思いました。