庭のこと。こぼれ話。

2019/06/05

そういえば、普段の「つくるのいえ」はとても静かです。たまには家のことに目を向けてみます。

photo by aki nakazawa

この写真は、昨年の4月に撮影された、つくるのいえの庭です。とても広い。
手前右にある池にはかつて水が張られ、鯉が泳ぎ、子供も中へ入って遊んでいたそうです。

近所にお住まいの方は、よくこの家のことを話してくれます。
歴史を後世に伝えたいみたいな、大仰な感じではなく、ただただ昔を懐かしむように、こぼれ話を聞かせてくれます。

実家をでて、織工として働きに来たこと。大きな機屋さんが3軒並んでいたこと。
寂しくて家へ帰ってしまったときの話。お嫁に入って苦労したこと。
一番手入れされていた時の庭。咲いていた様々な花など。

案外、小さなエピソードから織物の八王子が見えてくるのは楽しいです。

 

ところで、最近の庭は賑やか。
植物に対しても親ばかというのは発揮されるもので、日々の成長に一喜一憂しております。

ひまわりの芽
あじさい
ミニとまと
コットンの芽
どくだみ

 

日常の風景なんてすぐに薄まって大方消えてしまうけれど、ふとした拍子に語り継がれて、いつの日か、嘘か本当か分からない逸話になったら面白いなと思いました。ゴシップでもいいし、誰かの体験談でも。

歴史に残すものは然るべき場所でやってくれるでしょうし、こぼれ話くらい、ちょっと曖昧な伝言ゲームでもいいのかななんて無責任に思います。

何でもかんでも正確に保存したり分析できるようになったんじゃ、天狗が出たとかネッシーが出たとか、そんな幻みたいな話は少なくなるかも知れませんね。