テキスタイル産地ネットワーク八王子【プロローグ】

テキスタイル産地ネットワーク八王子【プロローグ】

2022/12/02

2017年に発足した、テキスタイル産地ネットワーク。
名前の通り、「テキスタイル」や「産地」というキーワードに関りを持つプレイヤーたちのコミュニティです。

その6回目が今年、八王子で開催される運びとなりました。
ホスト産地の者として、僭越ながらつくるのいえが主体となって企画・運営を行いました。(イベントの全体像は https://textile-network.1920041.com/)

ブログを書いている今、会はもう終了しているので入口から感想になりますが、正直とても前向きなエネルギーに満ちた温かな時間となりました。

今回、私たちは
・オンライントークセッション x 5回 【プレイベント】
・2日間のプログラム in 八王子 【メインイベント】
・1日のオプショナルデイ in 富士吉田(山梨県)【オプショナルデー】
という三段組で構成をしました

プレイベントでは、5回に渡って関東近県からスピーカーをお迎えしてトークセッションをさせていただきました。なぜ、関東近県かというと八王子産地のなりたちに遡ります。

八王子は、地理的に港への通り道(絹の道)であり、関東近県の繊維産地の絹糸や織物の集積地として発展した背景があります。それは何も昔話ではなく、絹の道が役割を終えた後も、近隣の繊維産地の関係性は続いてきました。
(  詳しくは https://soto.1920041.com/history/ )

モノが集まる物流拠点から、ヒトやコト(技術)の移動拠点へと変わっていった八王子の街。そんな、私たちが伝えたいと思う八王子産地の在り方は、自分たちのものづくりを自ら声高に発信することだけでは実現できないと考えました。

そこで、関東近県の繊維産地で活躍する方々にお力添えをいただきました。
お話しいただいた方とトークタイトルは以下の通りです。
(Live限定放送でしたので、残念ながら現在はご視聴いただくことができません)

#1 木島 広さん  桐生産地
人と衣服の幸せな関係を紡ぐために
株式会社fukule 代表

 

#2 勝俣 美香さん  富士吉田産地
街の魅力を掘り起こす
富士吉田市役所

 

#3 北村 久美子さん・久米 悠平さん  秩父産地
ゼロから完結するものづくり
Magnetic Pole 代表 ・養蚕農家

 

#4 千葉 崇さん  会津産地
地域に残る伝統技術を集めて
株式会社IIE 取締役

 

#5 大小さん  桐生産地
移住して出来かけた事、見えてきた事
ふふふ

 

スピーカーの方々は、今回お願いをする以前からそれぞれ異なるタイミングでご縁をいただいた方ですが、初めてお話を伺う方や新たな取り組みを始めたばかりの方など、運営の私たちにとっても毎回大変聞きごたえがありました。

参加者(視聴者)の方々もとても前のめりにお聞きくださって、本当に充実した時間でした。お話をお聞きしたい方は他にもまだ沢山いらっしゃるので、オンライントークセッションは、今回限りで終わらせるのではなく、つくるのいえ企画としてまた復活させたいです。

それでは、次回は、八王子で11月26日・27日に行われたメインイベント2日間についてレポートしたいと思います。